日本ルフト株式会社

科学機器部

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動的液体浸透性測定装置

logoPDA.C 02 標準モジュール

紙製品や薄膜、フィルムの製造や塗工、印刷や接着などの転写プロセスは、紙などの基材と液体の相互作用に基づいており、本質的に相当複雑な動的プロセスです。PDA.C02 standardは液体が試料へ濡れる瞬間からの濡れ、浸透を評価できます。低粘度~中粘度液体用です。

特徴

測定セル内の試験液の中へ試験紙を浸漬し、その瞬間から厚さ方向へ低エネルギーの超音波信号が発射されます。受信機側の超音波強度の時間変化を測定することで液体と試料が接触する瞬間からの濡れ、浸透を評価できます。

液体と試料が接触する瞬間からの濡れ、浸透を評価 最小8mS~の浸透評価

汎用タイプ 低~中粘度向け

水系、非水系対応

坪量に応じた周波数選択(1及び2MHz)

温度測定

選択できるアルゴリズム

粘度に応じた浸漬速度の選択

超音波減衰強度の絶対値の測定可能

反射波の影響を排除した高精度測定 超音波照射の向きに対しホルダを斜めにし、反射波の影響を排除

オプションで温度コントロール可能(室温~75℃) *廉価版 EST.12もございます。

アプリケーション

・紙製品、薄膜、フィルム等の樹脂吸収速度、表面サイズ度、表面の多孔性、印刷適性、接着特性、内部サイズ度やぬれ性評価
・Cobbテスト、HST、接触角測定等で差が得られない方へ。
・製紙:ぬれ性、表面サイズ度、でん粉含有量、塗工性、細孔構造等の紙表面物性評価
・紙・板紙と低~中程度の粘性試験液との接触による転写特性評価
・印刷適正評価(インクジェット、オフセット、グラビア、フレキソ)、紙―インク浸透性特性
・接着適正評価(接着剤、エマルション)
・塗工原紙の品質評価
・化粧紙の含侵樹脂吸収飽和点の決定
・新聞用紙のオイル吸収性
・プラスチックフィルム、生地、電極、セパレーター、薄膜、薄層フィルム等の浸透性評価

測定例:紙―水の測定によるサイズ度(疎水度)比較

photo 一般のコピー紙は疎水性があります。超音波強度が頂点に達すまでの時間(MAX時間)が紙表面のサイズ度に影響します。MAX時間が小さいほうが濡れが速いことを示します。最適なサイズ度、紙の印刷特性評価を行えます。
下記は国内、海外の市販のコピー紙を水で測定した例です。MAX時間に差があります。紙のサイズ度把握に用いることができます。

測定例:紙―水+IPAによる表面細孔度評価

photo 紙、板紙と接着剤の接着特性評価
接着特性が良い、普通、悪いもの3つの試料を測定しました。最初の70ミリ秒の間にサンプル間のはっきりした違いを示しています。良質のサンプルでは、カーブは鋭くすぐに落ち 込んでいます。それは、非常に開いた表面構造であることを示しています。この開いた構造が接着剤のよい定着をもたらしていると考えられます。

仕様

測定原理 超音波透過式
試料寸法 50×90 mm
試験液量 約590 ml(純水)、約170 ml(純水以外)*純水以外はステンレスインサート使用
測定項目 超音波透過強度の経時グラフ
試験目的別各種解析アルゴリズムに依存
測定周波数 2 MHz(約250g/m2以下の紙用)及び1 MHz(約250g/m2以上の板紙用)
測定エリア 10 mmφ及び35 mmφ
タイムラグ 約8 ms以上(浸漬速度に依存)
測定間隔 約2 ms
浸漬速度 約0.35~2 m/s
寸法 280(幅)×300(高さ)×320(奥行) mm
重量 約15 kg
電源 100V/ 50~60Hz

*廉価版で現場測定も可能なEST.12もございます。